新しい道に進むチャンスをつかもう! 卒婚・熟年婚が成功する7つの法則

卒婚・熟年婚のエピソード

〇その1 亡き妻の墓前で泣き崩れていたら今の妻と出会った60代男性

 愛する妻を亡くし、墓参りに行ったら涙が止まらなくなった男性がいました。ウヮアアと激しく泣きじゃくる声を聞きつけ、「何かあったのかしら」と夫の墓参りに来ていた女性が様子を見に来ました。妻の墓の前で泣いている男性の姿を見て「愛情が深い人に違いない」と思ったそうです。

 この墓参りがきっかけで、2人は結婚し、第二の人生をスタートさせました。

〇その2 第二の人生をスタートさせた矢先にがん発見。孤独になった60代男性

 定年退職後、男性は若い女性と恋に落ちました。妻も子どももいたのですが、若い女性と暮らし始めたのです。

 ところが、男性にがんが見つかります。

 すると若い女性は「あなたの看護をしたくて一緒になったのではない」と言って、彼のもとを去りました。妻を振り捨てるように彼は離れてしまったので、夫婦は元の関係には戻れません。

 こうして男性は孤独に。数少ない友人を頼って、終末期医療を行っている病院を探していました。

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 どちらも実話です。

 卒婚・熟年婚が『婦人公論』などでよく取り上げられています。
注目されている一方で、現実として「ただ離れて暮らせばいい」「ただ自分にピッタリのパートナーを見つかればいい」「ただ好きな人ができればいい」というわけではありません。



 男女とは不思議なもので、外見や収入といったわかりやすいデータだけでくっつくのではなく、「気」の交流が重要な役割を果たしています。
 「気が合う」「気が合わない」という言葉があるように、「気」という一種の生命エネルギーが男女の間でうまく交流すると仲がよくなり、心身の健康が維持されるのだと鍼灸師が話していました。

 私たちは悲しいことに、年齢が高くなるほど、自分で意識していなければ自身の「気」をきちんと巡らせられなくなります。
 こうして「気」が滞ると、イライラしたり落ち込んだりして、普段のコミュニケーションもうまくいかなくなってしまうのです。
 「夫のせいで私は病気になった」と訴える高齢女性にたびたび私は接していますが、「滞っている……」と感じます。
 自身の「気」のせいなのに、一番身近にいる夫や妻を悪者にしている人はいないでしょうか?

 西洋医学的健康リスクや、東洋医学の観点を取り入れて、よきパートナーと人生を健康に歩んでいきたいものです。もしかしたら、今一緒に暮らしている人と「気」を交流させると、心地よさや魅力を再発見できるかもしれません。
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